ライター:虎武須(Kobs)
6月10日のバージョンアップで大幅な緩和
FF14 RMTMMORPGの中でも,数少ない世界規模での成功例として知られる「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)。サービス開始から6年以上経過していながら,いまだに人気が衰えないタイトルである。
ゲーム内コンテンツも次々と追加され,デュナミスやリンバス,ナイズル島踏査指令といった人気の高いものから,参加者が少なく,プレイヤーから「過疎コンテンツ」と呼ばれるものまでさまざまだ。中にはビシージやカンパニエといった,街にいる人すべてが巻き込まれるような大規模なものまで用意されている。当然ながらすべてのコンテンツを存分に楽しむには時間が足りず,「どれを重点的に楽しむか」という,プレイヤーにとっては贅沢ともいえる選択を迫られることになる。
最高レベルであるLv75に達したプレイヤーが溢れかえる現在のFFXIでは,こぞってさまざまなコンテンツに参加してその腕を披露できる場所を探し,新しい楽しみを見出し,またさらなる高みを目指しているわけである,Scarlet Blade RMT。
FF14 RMTそれらのゲーム内コンテンツの一つとして,2007年6月6日のバージョンアップで追加された多人数参加型コンテンツ「エインヘリヤル」がある。あらかじめ「高難度」と謳われて実装されたものの,一般的なプレイヤーには縁がないと思われていた上位HNM(ハイレベルノートリアスモンスター)からドロップされる“免罪符”が入手できるとの噂から,実装当時は話題になった。だが実際には最大36名もの大人数を集める手間と攻略の難しさがあり,それに対する見返りは非常に少ないものだった。
さらに筆者が1年前のプレイレポートでも指摘したように,エインヘリヤル最深部である「ヴァルグリンド」に到達する条件は,非常に厳しいものだったのである。これらの厳しすぎる条件のため,多くのプレイヤーからは近寄りがたいイメージを持つコンテンツになってしまったようだ。実は筆者もプレイレポートを書いておきながら,エインヘリヤルからは次第に遠ざかっていったのであるRMT。
ところが2008年6月10日のバージョンアップで,実装以来まったく変化のなかったエインヘリヤルに,1年ぶりのテコ入れがされた。以下にその変更点を挙げていこう。
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