。引き出すときはヘッドパッド全体を手前に軽く引っぱればOKだ ■目幅の調整機構が左右独立型に 目幅の調整機構は左右独立して設定できるようになった HMZ-T2ではその仕様上,レンズ越しに有機ELパネルを覗き込むことになるわけだが,そのレンズの幅を調整する機構が,HMZ-T1では左右連動だったのに対し,HMZ-T2では左右独立になった。 しかし,1ステップでの調整幅が実測3mmと大きい点はHMZ-T1から変わっていない。ソニーはこの点について「レンズ設計のマージンを踏まえた刻み幅にしている」と述べ,どうしても左右の位置が合わない場合は本体を微妙に左右方向へずらすなどの対応をするよう勧めているのだが,個人的には,アラド RMT,調整幅が粗く感じられる。現状と比べて半分かそれ以下の単位で調整できるようにしてほしかったところだ,cabal rmt。 ボタンの操作性は若干改善HMZ-T1譲りのUIは使いやすい HMZ-T1は,音量変更の[+][?]ボタンと電源ボタンとが近い位置にあった。そのため,「音量を変えようとして電源ボタンを“誤爆”してしまう」という事態が生じやすかったのだが,HMZ-T2では,音量変更ボタンと電源ボタンの距離が離された。具体的には,電源ボタンが本体向かって右下というのは変わらず,音量変更ボタンが左下へと移されている。 HMZ-T2本体底面のボタン&スイッチ群(左)と,から流用となるHMZ-T1のボタン&スイッチ群。HMZ-T2では音量調整用ボタンが電源ボタンから離された ただ,今度は電源ボタンとメニュー操作用ボタンの距離が縮まってしまい,十字ボタン操作時に電源ボタンを押してしまいそうになる。形状が露骨に異なるため,HMZ-T1ほどの心配はないのだが,電源ボタンというのは,それほど頻繁に押すわけではない一方,押すときは確実に押したいものでもあるので,せっかく配置を見直すなら,ほかに何のスイッチもボタンもない,たとえば底面中央などへ移設したほうがよかったのではなかろうか。 なお,メニューの操作感自体は,HMZ-T1と同様,HMZ-T2でも良好だ。カーソルはキビキビと動き,カーソルで選択しているメニューアイテムの基本解説も画面内で表示されるため分かりやすい。 HMZ-T2のメニューは,画面右を覆うような形で表示される(※画像はイメージです)。メニュー下部には「何を設定しようとしているのか」が表示されるので,ある程度はマニュアルなしでもなんとかなる
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